Agreement(契約・契約書)

シリーズの最初はなんと言ってもこの言葉Agreementです。この言葉は一般の辞書では、「意見の一致、同意、合意、協定、契約、条約、調和、約束、取り決め、一致、呼応」という訳語が出てきますが、そこが一般辞書の悲しい限界で、実は、この言葉には「契約書」という意味もあります。この言葉の解説で読者の方に知っていただきたいポイントは、英語の法律の考え方では、契約と契約書は同じということです。

契約をするという時の表現としては、Agreement is madeという言い方と、The parities enter intoと言う言い方がありますが、「契約(書)を作った」、「契約に入った」ということを表現します。この意味は、契約を結ぶ当事者が署名をした契約が成立したことを意味します。

では弁護士が契約書を作成したということはどういうふうに言うかといいますと、Agreement is prepared と「準備」という言葉を使います。

「準備」でちょっと脱線しますが、英語の概念では、刺身を切ることは料理ではなく、prepareなのだそうです。日本語で料理とは、切る、煮る、焼く、全部含まれていますが、英語では火を使って料理をすることが、cookだそうです。そして火を使わないものを食べる人々はBarbarian(野蛮人)と思っている人が世界には結構いるようです。私がシンガポールに留学していた20年近く前には、よくシンガポール人に「日本人はNo CookのFoodを食べるのか?」と聞かれ、Cookの概念が違うと何度も説明したのを覚えています。


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